注文住宅における断熱の基準はどんどん変わっています。数年前に最高グレードだった商品が今は最低レベルの性能といったケースも良くあることです。
根本的な話をすると注文住宅の断熱性能については先進国のなかでも日本は大変遅れております。それではいけないということで近年すごいスピードで断熱に関する基準が変わってきてるという訳です。とはいえ東海市、知多市を含む東海圏は気候が温暖という事もあり1月、2月辺りの冬に一番厳しい時期を除いては、断熱というキーワードが聞かれないという快適な地域と言うことができます。実際に断熱性のが変わってきているのですが間違っていけないのは東海市、知多市で注文住宅を建てるのに東北や北海道の様な断熱性能は必要ないということです。
そして建物の断熱を考える際には壁と窓の性能を検討する必要がありますが、どちらかというと窓の方がエネルギーが逃げる割合が大きい為(窓の方が壁に比べて断熱性能が低いということ)窓の性能を検討する必要があります。最近の主流の窓は窓のフレームの部分が屋外側が樹脂になっており、室内側はアルミになっています。ガラス部分はペアガラスとなっている訳ですが、ここ最近では屋内側も樹脂になっている窓が増えて来ました。アルミよりも樹脂の方が断熱性能が高いという訳です。
この様に窓の性能が日々見直しされていますので、注文住宅を建てられる場合は最新の情報で比較検討したいものです。
最後に窓関係の話をしますと、忘れがちなのが玄関ドアの性能です。玄関ドアも窓の様な役割をはたしますので、見た目は同じドアでもその性能は異なります。
メーカーによってK4、K3、K2、D4、D3、D2と呼ばれ玄関ドアのグ断熱レードを決めております。窓だけ性能を上げても意味が無いので、それに応じて玄関ドアの性能も上げる必要があります。少なくとも数値でいうと『3』のグレードを選ぶ必要があります。玄関ドアの枠が断熱構造になっていますので、サッシのグレードにあわせて玄関ドアのグレードも選ばないと性能が弱いところに結露が生じます。注意して下さい。
最近のコメント