猫や犬は、現代においては大切な家族の一員となっています。これから住宅を建てたいといった場合、猫や犬の飼い主さんにとって、大切なペットが快適に過ごせる空間を取り入れたいものです。
毎日を一緒に過ごすかけがえのない存在であるがゆえに、留守番をすることが多い時でも安全に過ごせるか、ストレスをためないかなどが重要となってきます。
外出ペットの習性や行動を飼い主さんがきちんと理解をして、安全で安心して暮らせる環境を用意してあげたいものですね。
安全に過ごせるための床材
家の中で過ごすことが多いペットのために、滑りにくい床材選びは重要なポイントです。人間にとって何の問題もないような床材であっても、ペットにとっては歩きにくく怪我の原因になったりすることも。また爪による引っ掻きキズや嘔吐や阻喪した場合の汚れなどがついてしまうこともあるため、耐久性があり強度の高い床材を選ぶことをオススメします。
<タイル>
日本ではフローリングが一般的ですが、大型犬などの犬を飼う家庭が多い欧米では、フローリングではなくタイルを使用することが多いです。タイルは耐久性も高く、表面がザラザラとしているの
で犬が走り回ってもキズが少なく滑りにくいというメリットもあるので、日本と違って腰痛や関節症にかかる犬が少ないというデータもあります。
<クッションフロア>
その名のとおり、クッションのように柔らかいので、衝撃を吸収する力があるので踏ん張りやすく滑りにくいのが特徴です。また、水拭きすることで簡単に汚れを拭き取ることができるので、メンテナンスも簡単です。体の負担が少ないので、ペットだけでなく、人間にも優しい素材です。
最近は種類も豊富で、見た目ではわからないフローリング調のものやモザイクタイル調のものなど、さまざまなタイプがあります。
<タイルカーペット>
一般的な絨毯やカーペットとは違い、一定の長さでカットされているのタイルカーペットは、万が一汚れてもその部分だけを剥がして交換したり洗ったりできるので、使い勝手が良いです。さらにカーペットは滑りにくいというメリットがありますが、カーペットの素材や起毛の長さによっては、抜け毛が掃除機では取りにくいというデメリットもあります。
快適に過ごせる環境づくり
猫や犬は全身が毛で覆われているため、汗をかくのは手足の裏の肉球部分だけとなり、体温調節をすることが苦手です。そのため室内環境に配慮する必要があります。室内温度は23~28℃、湿度は50~60%を保つことが理想とされています。
吸湿、放湿する機能を持つ建材や24時間換気機能のあるシステムを利用するほかにも、暑い夏場は窓を工夫して直射日光が入らないようにしたり、ヒンヤリするような素材のアイテムを使用してペットが自分から体を冷やせるような配慮をしましょう。
間取りや設備 <ネコ編>
自由きままに我が道をゆく猫のため、室内でも自由に動き回り、リラックスできる空間を用意してあげましょう。
<キャットタワー・キャットウォーク・キャットステップ>
猫はとにかく高い所が大好き。高い所へ上ったり下ったり、上から眺めたりができる、キャットタワーやキャットウォーク・ステップを用意して、上下運動をうながしてあげましょう。キャットタワーは置き型の市販のものも数多くありますが、キャットウォークやキャットステップを壁や梁に取り付ける場合は、猫の動線を理解し、スムーズに行き来できるよう心がけましょう。
<爪とぎ・くぐりドア>
猫にとって爪とぎは本能なので、猫が好むような硬くて安定した爪とぎ柱を用意しておくと、壁が傷だらけになる事を防ぎます。
猫が自由に出入りできる猫専用のくぐりドアなどがあると、冬などでも開けっ放しにする必要がなくなります。
ほかにも、ひなたぼっこができるように窓辺スペースを用意したり、トイレスペース、食事スペース、水飲みスペースも確保しであげましょう。
間取りや設備 <イヌ編>
わんぱくで好奇心旺盛、お散歩が大好き。家全体を動き回ることができて、安全にも配慮した空間を用意してあげましょう。
<ドッグラン・足洗い場>
庭に芝生などを採用し、散歩に行けないときでもたっぷり遊べて運動不足にならないようにしてあげましょう。散歩で疲れてしまうシニア犬でも自分のペースで運動できます。犬が外に出るときの専用の出入り口を用意し、足洗い場や収納などを用意してあげると、散歩帰りに玄関が汚れることもなくスムーズに室内への動線が確保でき、飼い主さんの負担も減ります。
<ドッグスペース・見晴らし窓>
お散歩帰りやたくさん運動したあとは、ゆっくりとくつろぎたいので、リラックスできるスペースをつくってあげましょう。犬は人と一緒にいるのが好きなので、家族の気配を感じられるリビングなどの一角に用意してあげるとよいでしょう。外を見たり、外で動くものに興味を示すので、階段の踊り場
や犬の目線に合わせた低い位置に見晴らし窓をつくることもオススメです。留守番中は心細い思いをするので、家族が外から帰ってくる姿を見ると安心できるはずです。ほかにも、猫同様トイレスペース、食事スペース、水飲みスペースも確保しであげましょう。
東海市の注文住宅でペットと暮らす家を建ててみませんか?
いかがでしたか?
ペットは大切な家族の一員。ペットたちの習性や行動をよく理解し、飼い主もペットも安心して暮らせる住みやすい家を東海市の注文住宅で建ててみませんか?気になることやご不明な点があればいつでもご相談ください。
最近のコメント