せっかく建てた夢のマイホーム。自分の希望通りの家を建てたはずなのに、いざ住んでみると「あれ…？」と感じてしまうことも少なくはありません。後悔したからと言って、気軽にやり直せるものではないため、事前に少しでも失敗を防ぎたいものです。今回は注文住宅の失敗事例からその対策を学んでいきましょう。

リビングの失敗事例と対策

・リビングに窓をたくさん設置したら家具が置きにくかった

・リビング階段を設置したら冷暖房の効率が落ちた

日光が入る明るく開放的なリビングは憧れ。しかし、窓を多く取り入れたことによって家具の配置に困ったという失敗例もあります。家具が少ない家庭なら問題ありませんが、新築住宅のリビングに予め「こんな家具を置きたい！」というものが決まっているのであれば、計算して窓の位置を決めると失敗はありません。

おしゃれで家族が顔を合わせる機会も多くなることから採用されるリビング階段。しかし、中には1階と2階が開放しているため冷暖房の効率が悪くなったと感じる人もいるようです。

最近の住宅は断熱性や気密性が優れているため大きな心配はいらないのですが、少しでも回避するために階段下に引き戸やローカーテンを取り入れると冷暖房の効率を改善できます。

キッチンの失敗事例と対策

・ 照明を失敗した

・ベビーゲートをつけるスペースを確保していなかった

・ゴミ箱をおさめるスペースがない

せっかくおしゃれなキッチンにしたのだから、照明も見た目にこだわってスポットライトやペンダントライトで！と考える人も少なくはないでしょう。しかし、実際に生活してみると思ったよりも暗く調理がしにくいという例も。間取りによっても異なりますが、対策としてはシーリングライトやダウンライトなどでベースを作りつつ、スポットライトやペンダントライトを選ぶと見た目も機能面も兼ね備えることができます。

また、小さな子どもがいる家庭で検討されるベビーゲート。設置面が必要となるため、必要となる横幅と設置面は予め確保しなくてはなりません。

さらに実際に住み始めてから気付く人も多いゴミ箱の収納スペース問題。事前に使用する予定のゴミ箱のサイズを測って設計士さんに伝えておくと、食器棚の下や冷蔵庫の横などにゴミ箱が入るスペースを確保してもらえます。

お風呂・脱衣所の失敗事例と対策

・ 防犯を考えお風呂に窓をつけなかったら湿気やすくなった

・浴室TVはあまり活用しなかった

24時間換気をしておけば大丈夫！と防犯上を考えて窓をつけなかった例。やはり24時間換気では間に合わず、湿気やすくカビがはえやすくなってしまったという声も。お風呂に窓をつけると換気はもちろん、浴槽が日光にあたるとカビが生えにくくなります。とはいえ、家の構造上や環境にもよって大きく異なる部分でもあるでしょう。窓の種類を工夫したり最低限のサイズで抑えたりするなど工夫して、家庭にあった方法を選んでみてください。

最近では浴室内にさまざまなオプションを付けられます。魅力的なものばかりで、ついつい選びたくなりますが、今一度自分のライフスタイルと照らし合わせて考えてみましょう。家庭によっては生活してみると案外必要なかったというオプションも。掃除の手間も増えるので、後悔ないよう家族と話し合いましょう。

収納の失敗事例と対策

・リビングに収納スペースがほぼなく部屋が散らかる

・子どもが大きくなるに連れ荷物が多くなってきた

収納スペースをどこにどれくらい作るのかは各家庭のライフスタイルによっても異なります。1度家にある物を把握し、どの場所にどれくらいの収納スペースを作れば生活しやすいのか考えてみましょう。

さらに子どもは大きくなればなるほど、学校や習い事、趣味の荷物などが増えます。そのため収納スペースが足りなくなったという失敗例も。子どもが小さいうちに家を建てる場合は先を見越して、少し余裕をもった収納スペースを確保するといいでしょう。

まとめ

家を建てる時点では気が付けない多くの事例が見つかりました。見た目はもちろん大事ですが、それよりも毎日生活する場所なので機能性や実用性はかなり重要！現在のことだけではなく数年後に変化するライフスタイルを考慮することも大切です。実例を参考にしつつ、少しでもストレスなく過ごしやすい家をつくっていきたいですね。

愛知県東海市で家を建てたいと考えている人は、イースタイルにご相談を。ライフスタイルに合わせた家づくりをご提案させていただきます。