自宅でもパソコンを使うことが増えてきた現代、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方が可能な「テレワーク」(リモートワーク)を進める企業も増えつつあります。「書斎」として男性に人気がありますが、お子さまがいる女性の方の在宅勤務も増え、ワークスペースの需要が高まりつつあります。メリットやデメリット、ワークスペースをプランニングする際のポイントなど、今回は住宅にお
けるワークスペースについて解説していきます。
書斎とは?
「書斎」とは、主に読書や書き物をするための部屋や空間のことを指します。現在では「ワークスペース」「ワーキングスペース」ともよばれ、仕事のほかにも、パソコンを使った作業をする、趣味の作業をする、家計簿をつける、勉強をするなど、さまざまな用途で使用されています。
これから住宅を建てたいとお考えの方も、ご夫婦、ご家族でお住まいなる場合、多くのかたが「時には一人でゆっくりできるスペースがほしい」と考えているようです。「家に持ち帰った仕事に集中したい」「自分だけのスペースで読書したり趣味に没頭したい」など、人それぞれの使い道があるなか、部屋が狭い、書斎より子ども部屋が必要、いずれ使わなくなったらもったいないなど、結果的にあきらめた方も多いようです。
ワークスペースという名前のとおり、必ずしもそのために部屋を新しく造ったり、今ある一部屋をまるごと仕事部屋にしてしまうのではありません。住宅のちょっとした空間を上手に利用し、快適なワークスペースを生み出すことも可能です。
ワークスペースのメリットとデメリット
ワークスペースのメリットとデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
<メリット>
・個人でプライベートな時間を過ごせる
・家の中に家族がいても作業や仕事に集中できる
・web会議の場合でも周囲が気にならない
・作業途中のまま席を離れることができる
・大事な資料や作業途中の製作物を子どもに触られない
・在宅でもオンオフのメリハリがつく
メリットとしてはやはりプライベートな空間で集中できることが大きいといえます。ダイニングテーブルなどでも作業することは可能ですが、食事の度に片づけたり、お子さまがいる場合は邪魔をされることがあったりなど、落ち着いて仕事や作業ができなくなってしまいます。
プライバシーも保たれ、自分の時間を楽しむことが出来ることは、ストレスフリーとなり、かえって夫婦間や家族間の関係性もより良い状態でいられるかもしれません。
<デメリット>
・周囲から隔離された空間にある場合、コミュニケーションがとりづらい
・仕事や作業に没頭し続けるあまり、閉じこもってしまう
・建築コストや光熱費がかかる
やはり閉じこもりがちになってしまっては、周囲とのコミュニケーションもとれなくなってしまいます。
適度な時間を心がけ、家族で過ごす時間をつくることも大事になってきます。
スペースを造るということは、建築費用は避けられません。エアコンや照明などの光熱費は毎月嵩むことにつながるし、コスト優先でエアコンや照明をなくしてしまうと、いずれ使わなくなったりと、それではせっかくのワークスペースが無駄となってしまいます。
理想的なワークスペースをつくるためのポイント
ワークスペースを取り入れたい!と思った場合、どのようなことに気をつけてプランニングすればいいのでしょうか?いくつかのポイントをご紹介します。
・メインとなる作業や生活スタイルに配慮した場所を考える
静かな場所で集中したいということを重要視する場合は、生活音が発生するようなリビングやダイニングから離れる必要があります。だだし、生活スペースから遠ざけすぎると、行くのが面倒になったり、閉じこもりがちになって戻りづらくなってしまうことも考えられます。家事をこなしたりする方やお子さまがいる場合は、ダイニングやキッチンに近いほうが利用しやすいと言えるでしょう。
・収納や窓の有無などを考慮しスペースの広さやを考える作業にもよりますが、パソコンが置けるスペースがあればいいという場合、デスクと椅子があれば
十分スペースを確保できます。たくさんの本を置きたい、広い作業テーブルが欲しい、窓をつけて明るい空間にしたいなどの場合はそれなりのスペースを確保しないといけません。
ご夫婦がそれぞれ使用する場合、それぞれのエリアを確保したり、収納を分けたほうがお互いの私物が混ざらす紛失も防げます。
・必要なものを考える
デスク、椅子、照明、空調、本棚、観葉植物や必要であれば窓などはすぐに思いつくかと思いますが、忘れてはいけないものがコンセントの位置です。パソコン、プリンターなどの周辺機器、電気スタンドやスマホやタブレットの充電器など意外とコンセントを多く使いがちです。
たこ足配線にならないように気をつけて、コンセントの数や位置を検討しましょう。
まとめ ワークスペースについてのご相談は東海市の工務店まで
仕事をするだけでなく、プライベートな空間で本を読んだり趣味に打ち込んだり、自分だけの空間で充実した時間を過ごしたいものですね。
ワークスペースといっても、その間取り設置場所もさまざまです。生活スタイルに応じたワークスペースを取り入れたいとお考えの方は、ぜひ東海市の公務店までお気軽にお問い合わせください。
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