これから新築一戸建てに住むことを考えている方の中で、一番のこだわりポイントはどこに比重を置いていますか?
狭くても書斎を作りたい!
映画に出てくるようなシューズクローゼットを作るのが夢!
家庭菜園も楽しめるお庭が欲しい…
皆さんイメージは様々ですね。
その中でも今回は、家族が毎日使うキッチンの床材について考えていきたいと思います。
最近の傾向としては、オーダーメイドの注文住宅だからこそ、キッチンの床をタイルにしたいとイメージする方が増えているようです。
注文住宅のキッチンの床をタイルにするメリット
・傷がつきにくく丈夫!
タイルといえば玄関のエントランス部分や土間の部分に使用されるのが一般的ですが、多少重たいものを置いても劣化しにくく、摩擦にも強いのが特徴です。
冷蔵庫を置いても歪みが出ない、キッチンワゴンを移動しても傷がつきにくいといったメリットに繋がります。
・木材よりも耐水性がある!
キッチンには必ず水気があります
キッチンには必ず水気がありますが、フローリングの床で湿気をそのままにしておくとカビの原因となり床材が痛みやすくなります。
タイルは石ですので湿気がこもりにくく、乾燥が早いのでキッチンマットを引いて床を水気から保護しなくても快適に過ごすことができます。
・間違いなく高級感が出る
ホテルのような生活感のない空間を意識するのなら、キッチンもタイルにすると雰囲気がかなり統一されます。
タイルの色は明るい色から暗い色まで豊富にあり、キッチンの色に合わせて選ぶと視覚的にも広々としたキッチンを演出することに繋がるでしょう。
注文住宅のキッチンの床をタイルにするデメリット
・食器を落とすと割れる
傷がつきにくい反面、硬いもの同士でぶつかれば当然割れやすいのがタイルのデメリットです。
キッチンの床をタイルにする際は、万が一の地震などに備えて食器の収納も棚ではなく引き出しに並べる方法を取り入れる、なるべく低い位置に食器棚に相当するものを配置するなどの配慮も必要になります。
・冬は寒い
夏のタイルはひんやりとして気持ちが良いのですが、冬はそのままにしておくとかなり冷えます。
そのため、フローリングの場合はキッチンまで床暖房を入れないというご家庭でも、タイルのキッチンには床暖房を設置した方が快適に過ごすことができるでしょう。
タイルそのものは保温性が高いので、一度床暖房を入れると長時間温かさが持続します。
・フローリングよりもコストがかかる
床材のコストとしてはタイルの方がフローリングよりも1.5倍~2倍のコストを想定しておいた方がまず間違いないでしょう。
そこまでこだわった方が良いのか、予算があって違うところにコストをかけたいのかなど、総合的に考えて床材を選んでいきましょう。
キッチンの床をタイルにしたい時はフローリングとの境界線が大事!
キッチンの床をタイルにすることで得られるメリットと気を付けたいデメリットについて知った上で、最終的にお部屋の印象を左右するのは「そのタイルの範囲をどこからどこまでにするか?」という点です。
対面式キッチンで境界線をはっきりさせても違和感がない場合もありますが、アイランドキッチンで全方位からキッチンが見える場合はタイルとフローリングの境界線も目立つため、段差をつけたり明らかにテイストを変えたりするなどの工夫が必要です。
もしくは、リビングやダイニングもすべてタイルに統一してホテルのような雰囲気にするのも一つの方法ですね。
タイルそのものは触るとひんやりしていますので、居住空間にもタイルを使用することを想定している場合は全体に床暖房の設置をした方が一年を通して快適に過ごしていただけます。
まとめ
今回は、キッチンの床をタイルにする時のメリットとデメリット、タイルを使用する際の重要なポイントについてお話ししてきました。
玄関にもよく用いられるようにタイルの一番のメリットはその「強度」ですが、強いだけに食器を落とすとフローリングで落として割れなかったものがタイルでは割れるということは覚えておきましょう。
また油汚れが付着するとツルツルと滑りやすくなります。こまめな掃除を忘れずに。
木材に比べると「水にも強い」ため、キッチンマットを引かずに生活感の無いキッチンを目指したい方には最適ですが「冬は冷えやすい」のでキッチンにも床暖房を付けることをおすすめしています。
フローリングに比べるとタイルの方が「コストはかかり」ますし、小さいお子様や高齢者のいるご家庭では転倒による怪我も心配ではないでしょうか。
タイル調でクッション性の高い床材もご紹介できますので、イメージと生活スタイルのどちらも共存できる方法で納得の住まい作りを実現していきましょう。
他にも知多市で注文住宅をお考えで、床の素材についてお悩みの場合は実際に住んでいる方のお話しを聞くこともできます。
是非お気軽にお問い合わせくださいね。
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