注文住宅においても、建売り一戸建てにおいても、分譲マンションでも、和室を作るかどうか?は建てられた年代が色濃く出る間取りの一つです。というのも、リビングの横には仕切りができる和室の使い勝手が良いとされていた10年の後、和室で部屋が分断されると開放感が妨げられるとされて和室を作らない10年ほどがあり、今また和室のブームが再燃しているところだからです。
和室があるとこんな時に便利!
1 急な来客時に応接間として使える
エントランスから近い場所に配置しておけば、急な来客時にも家族のリビングダイニングに通すことなく、生活感を見せずに対応することができます。
来客以外にも、両親や親戚、友人が遊びに来た時に寝室として使ってもらいやすいのも便利ですね。
使用していない時は、もちろん家族が寛ぐ場所として畳の部屋は最大限に有効活用できます。
2 東海市でも良く聞く、高齢者と同居をする時に安全性が高い
畳そのものにクッション性がありますので、床で転倒した時に比べて大怪我になる危険性が少ないのが和室の嬉しいポイントです。
和室からトイレやお風呂を近いところにしておくと、介添えをするにも導線がスムーズになります。
高齢者の介護以外に、自分自身が歳を重ねて生活をコンパクトにする場合も、和室は使い方を変えられますので汎用性が高いと言えるでしょう。
3 小さなお子様が遊ぶスペースとして根強い人気がある
高齢者の転倒と同様に小さなお子様の怪我も気になるところですね。
キッチンから目の届くところに和室をプレイルームとして配置すると、畳の吸湿性・保温性で1年を通して遊ぶ時もお休みになる時も快適に過ごせるのが和室の強みです。
4 仏間を確保したい
お仏壇を守るお宅では、和室を仏間にしてお参りをしてもらいやすいように考える方も多いです。親戚が定期的にいらっしゃる、法事の際にお客様に上がってもらいやすいといった理由で和室を配置する際は、家族の居住スペースを通らなくても行ける、お手洗いに行きやすいなどの要素も併せて考えると迎える側としてもストレスが無くなるでしょう。
5 掛け軸、生け花、お茶といった趣味の輪を広げたい
実用性や汎用性、利便性はさておき、趣味のために和室は必ず欲しいという方もいらっしゃいます。
そういった方はエントランスすぐやリビング隣接の和室ではなく、段差をつけて独立した空間として和室を際立たせた方が満足度の高い仕上がりになります。
または仕切りを一切作らず、床の一角に畳の空間があるだけでも異空間を演出することができます。和室の存在そのものを、飾り窓や吹き抜けといったアクセントの一つとして捉えるのが最近の和室の傾向ですね。
豊富なバリエーション!和室の色や形について
和室がこれほどまでに「オシャレなもの」として見直された背景には、東海市でも大変人気な琉球畳の一般的な流通が大きく関係しています。
琉球畳は本来、沖縄で取れるイ草を使用した畳のことで、本土のイ草よりも細くて光沢があり縁取りが無いのが特徴でした。
しかし現在では沖縄産のイ草かどうかはさておき、縁取りのない畳の総称として琉球畳の名称が使われることがほとんどです。黒や淡いピンク、オレンジや、明るい水色といったカラーバリエーションが豊富で、お家のイメージに合わせて遊び心をしのばせるのも楽しみの一つです。また正方形の畳を目の方向を縦横に配置するので、日差しの差し込む時間帯によって表情が変わるのも畳に愛着が増すポイントとなっています。
まとめ
今回は、年代によってブームが分かれる和室事情についてお話ししてきました。
洋室と違って押し入れを作ると布団の収納がしやすく、急な来客が多いお宅や、高齢者の方と同居していたり小さなお子様がいらっしゃったりするご家庭では重宝するメリットもあります。仏間を置くにあたり、和室をどうしても1室は作りたいという考え方も根強くあります。
最近では昔ながらの床の間がある和室のイメージではなく、畳の形や配色にもこだわり、一つの独立した寛ぎスペースとして配置する和室が増えている傾向にあります。そのように考えると、かつてリビングやダイニングに隣接して襖で開閉できる一種の余白のような存在だった和室が、趣味を盛り込むことのできる箱庭的な存在へ変化をしていると言えるのではないでしょうか。
絶対に無いと困るお風呂やトイレとは違い、選択の幅がある。それが和室です。
ご自宅に和室を配置するか迷われている方は、今一度どのような用途で和室を存在させたいのかイメージを明確にすると失敗のない間取り作りに繋がります。
知多市で注文住宅をお考えの際は、実際に住んでいらっしゃる方のお話しを聞くこともできます。東海市のイースタイルホームでも和室の畳は琉球畳が多いです。色柄のデザインの相談もふくめて是非お気軽にお問い合わせください。
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