注文住宅の家を建てる際に土地がない方にとっては土地探しからはじまります。土地の探し方は何を優先順位にするとよいでしょうか?この答えにはいくつも答えがあります。なぜなら土地に対しての価値観が人によって十人十色だからです。
一般的な話で言うと南道路の宅地と言って土地の南側に公道がある土地は喜ばれます。なぜなら日当たりが良いからです。逆に南側にお隣さんの家が建っていたらどうでしょうか。しかも3階建てだった場合です。なんだか日中でも暗くて『この土地はやめておこう』という感じになる方も多いのではないでしょうか。こういったケースでは本当は良い土地なのに間違った判断で土地購入のチャンスを逃がしてしまう事も多々あります。どういう事かというと”なんだか暗い”というイメージがあたかも真っ暗で一日中電気をつけっぱなしで無いと生活できない様な想像をしてしまうからです。
この明るさ暗さのについて見える化をしましょう。
一般的に許容範囲とされる明るさ暗さの基準に『電気をつけなくても新聞が読める』というものがあります。実際にこの明るさと言う物差しは何でしょうか。日本工業規格(JIS)によると一般的な新聞を読める明るさは500~700ルクス程度という明るさとされています。ルクスとは難しく考えず明るさ(照度)の単位と思っておけば大丈夫です。
2017年5月28日14:05知多市注文住宅モデルハウスの照度(ルクス)を図りました。今はスマートフォンのアプリで簡単に照度の目安が測れますので皆様も色々図ってみて下さい。
結果は624ルクスです。知多市のモデルハウスは南側はお隣さんの家が建っています。そして室内は電気をつけないで照度を測っております。つまり多くの場合は南に家が建っていても、電気をつけないで読書ができる程度の明るさは十分に確保できるという事になります。逆に南に道路がある場合でも太陽の高さが低い冬に直射日光を室内に取り入れようとすると15m程度離さなくてはいけない場合も多く、これは南に道路があっても距離を確保できない土地が沢山存在する事を意味しています。
土地探しはなかなか皆様苦労されます。もし日当たりの面で検討外としていた方も、もう一度必要な明るさについて自分の基準を持ってみると土地探しの幅が広がるものです。
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